ごはんを噛まない現代人!?
こんにちは、学芸大学クリニックの植松です。
まだまだ寒い日が続きますね。こんな寒い日は鍋でも囲みながら一杯やりたいものです!
そういえば現代人は食事を全然噛まないと言われています。
農林水産省によると、日本人の「噛む回数と時間」は時代と共に減り、今や戦前の半分以下になっているそうです。戦前は1回の食事で噛む回数が「1420回」、時間は「22分」でしたが、現代は「620回」「11分」に激減しているとのことです。
今の食事は、昔の食事に比べるとどんどんやわらかくなっています。『口の中でとろける』『箸で切れる』とかテレビのグルメ番組でこうした表現をよく見るようになりました。さらにレストランのメニューやコンビニの商品を見ても、やわらかい食べ物が好まれていることがよく分かります。食べ物がやわらかいと当然、噛む回数や時間は減ります。
時代が進むにつれて、食文化の変化と共に噛む回数と時間が減るのは仕方ない気もしますが、、、
ここで問題になるのがフレイルです。
フレイルとは、病気ではないけれど、加齢によって心身の活力が衰え、放っておけば要介護になるリスクが高い状態のことです。食べれない食品が増えたり、飲み込みにくくむせやすくなったり、滑舌が悪くなったりするのは口周りの衰えのサインでもあります。
そうなる前によく噛んで食べることが大事です。気になる方は一度ご相談ください。お口周りの筋肉のストレッチ方法などもお話しします!
カテゴリー:スタッフブログ ,学芸大学
投稿日:2024年2月5日