自由ヶ丘クリニックの植田です。

昨日はあるTV番組でクルミを片手で割る方法が紹介されていました。クルミを片手で２個持ち一方の硬い部分を他方の普通の部分にあてて、握り締めて弱い方が割れるというもので、ある地域でよく行われているということでした。

通常は専用の器具で割らないとならないほどの強度をもっていても、状況によって割れてしまうということで歯の破壊に通じるものがあると感じました。

隣り合った２本の歯の接する部分ではこれと同じ現象がおきてしまいます。歯の構造は比較的柔らかい内部の「象牙質」、外側は硬い結晶構造の「エナメル質」でできています。ここで過度の力がかかるとエナメル結晶の一部が崩壊し、そこから悪くなることが考えられます。丈夫な硬い歯同士で傷つけ合い悪くする可能性もありますね。

緊張するときに変に強く噛み締めて、歯を痛めないように皆様お気を付け下さい。