注意すべき歯ぎしり、食いしばりによる歯の痛み
こんにちは、仁愛会歯科学芸大学クリニックの植松です。
今回は、歯ぎしりや食いしばりによって起こる歯の痛みについてお話しします。
毎日診療をしていると、患者様は噛むと痛いというのに、口の中を拝見させていただいても、虫歯等の異常が認められないことがあります。
そういう方の多くは、咬合性外傷の可能性が高いです。咬合性外傷とは口の中や周囲の組織が傷ついた状態のことをいいます。
主な原因は、歯と骨を繋ぐ歯根膜という靭帯に炎症が起こるからです。本来、歯根膜は加わる力を緩和するクッションの役目を果たしています。しかし、歯ぎしりのように強い力が、歯に過剰に加わると噛んだ時に痛みが出たり、一時的にしみやすくなったりします。
また就寝時の歯ぎしりだけではなく、日中の仕事や家事、育児、スポーツなど集中している時に無意識に噛み締めている方も多いので、要注意です。
咬合性外傷の治療では噛み合わせの調整や、ナイトガードの作製を行います。
噛み合わせに違和感がある方や歯ぎしり・食いしばりが気になる方など、ぜひ気軽にご相談ください。
カテゴリー:スタッフブログ ,学芸大学
投稿日:2022年9月20日