スポーツ歯科学

スポーツ用のマウスガード(マウスピース)というと一般的にはボクシングや格闘技、ラグビーなどに使用され、口腔内の損傷を防ぎますが、その他の多くのスポーツでも最近は使用されています。

マウスガードを使用することで上下の噛み合わせが安定するので筋力を最大限発揮したりバランス感覚が上がることがパフォーマンス向上につながると考えられています。

しかしマウスガードは種類も多く、『どういったものが合うのか分からない』『市販のものを試しに買ったけど違和感がすごかった』なんてことがある方もいるのではないでしょうか?

スポーツ用のマウスガード(マウスピース):画像

仁愛会ではそれぞれのスポーツに合ったマウスピースをご提案

豊富なカラーバリエーションから選んでいただけます。

以下はあくまでもサンプルです。こだわりがある場合はさらに細かくデザインを構成可能です。

スポーツ用のマウスガード(マウスピース)バリエーション:画像

選べる厚み

競技によって当然目的が変わるので作成方法も変わります。

ジュニア
ノンコンタクト シングル2mm
コンタクトスポーツ シングル2mm
打撃系・格闘技 シングル2mm
高校・愛好家・マスターズ
ノンコンタクト シングル2mm
コンタクトスポーツ シングル2mm
打撃系・格闘技 2mm×2mm
大学・社会人・プロ
ノンコンタクト シングル2mm
コンタクトスポーツ 2mm×2mm or 4mm
打撃系・格闘技 2mm×2mm or 4mm

※厚みはあくまでも目安ですので担当医とご相談ください

ダブル(2mm + 2mm重ね)

ダブル(2mm + 2mm重ね):画像

最もおすすめするのがこのタイプです。

衝撃と咬合圧が加わるところは暑く、舌側と最後臼歯を薄くすることにより、違和感が少なく呼吸や会話もしやすくなります。

格闘技や本格的なプロの方からスポーツを楽しみたい方、声をかけ合うスポーツなど、すべてのスポーツにおすすめです。

ダブル厚(2mm + 4mm重ね)

ダブル厚(2mm + 4mm重ね):画像

厚めの2枚重ねで、耐衝撃性が優れています。

ボクシングや格闘技などハードなスポーツにおすすめです。

厚めなので慣れるのに時間がかかるかもしれません。

シングル(4mm)

シングル(4mm):画像

コストパフォーマンスと耐久性に優れています。格闘技から本格的なスポーツまで対応できます。

全体的に厚めなので、違和感があり、慣れるのに時間がかかるかもしれません。

シングル(2mm)

シングル(2mm):画像

薄いので、初めて使う方や直接歯に衝撃が加わらないスポーツにお勧めです。睡眠時の歯ぎしり防止にもお使いいただけます。

薄く違和感などは少ないですが、耐久性が低いため劣化が他と比べ早くなります。

上記以外にも前歯の部分を抜いた特殊なものなど厚みや覆う部分などは競技によって変えていきます。

マウスガードを作るときに一番重要なのは印象(歯科で行う型取り)です。

この型取りが不十分だと守りたい部分にマウスガードが行き届かない事になりかねません。また機能時の違和感の原因にもなります。

インターネットなどでは購入者に型取りをさせて、郵送されてきたものを使ってマウスガードを作ったりなんて事もあるようですが、この型取りを一般の方がうまくできているとは到底思えません。

若手歯科衛生士も若手歯科医師も苦労するくらいです。ただ一般の方が見たら、歯の部分の型がとれてれば『成功!』みたいな感覚かもしれません。

マウスガードの意義を考えたら市販品はお勧めできません。(市販品を買ってるという方ごめんなさい。)

今はカラーバリエーションも豊富で、文字を入れたりシールを入れたり、プロが使っているものと同じ精度、機能のものが一般の方でも簡単につくれます。

打撃系だけではなく、全てのスポーツに対応可能ですので是非ご相談ください。

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