矯正治療Q&A
矯正治療を始める際のよくあるご質問をまとめてみました。
Q1 | 矯正治療の費用はどのくらいかかりますか? |
A | 通常、歯やあごの形、むし歯の有無、歯並びの状態などによって、 また治療内容によって多少費用は異なります。 仁愛会では料金メニューを明確にし、お一人お一人に見積もりをお渡ししておりますので、 お気軽におたずねください。 また、お支払方法などにつきましてはご相談ください。 |
Q2 | 治療期間はどの程度かかりますか? |
A | 治療内容によって異なりますが、大人の歯の矯正歯科治療では一般的に歯を動かし終わるのに、およそ2~3年位かかります。 混合歯列期(乳歯と永久歯が混在した時期)のお子さんの治療の場合には、治療前の状態や開始する時期、使用する装置によってさまざまです。 部分的な治療では、1年位で終わるケースもあります。また、歯を動かしたあとに、歯を保定する期間が2~3年位かかります。 ただし、これらは歯の状態や治療方針、歯の動きやすさなどによって個人差があります。 また、治療法によっては早くできる場合もありますので、一度ご相談ください。 |
Q3 | 矯正治療は痛いと聞いたのですが?むし歯にもなりやすいのでは? |
A | 初めて装置をつけると歯が浮くような違和感や、咬むと痛いといった症状が現れることがありますが、通常、2、3日でおさまります。これには個人差があり、ほとんど違和感すらない方、長く1週間位続いてしまう方もいらっしゃいます。 どうしても辛い時には、鎮痛剤を服用しても構いません。 ただ、治療のたびに毎回このような状態になるわけではありませんし、 治療が進むにつれこの感覚も和らいでくるのでほとんど問題はありません。 矯正中にむし歯ができた場合、装置を外してむし歯の治療をしなければなりません。 ですから丁寧な歯磨きが必要になります。 むし歯の診査は毎回させていただきますし、歯ブラシの仕方につきましては、 患者様に合わせたブラッシング指導や歯のクリーニングを行い、 矯正治療中の口腔内衛生管理を行いますので、 患者様の協力により最小限に抑えることができると思います。 また、万が一、むし歯ができてしまった場合には迅速且つ確実な対応が必要になります。 その点、仁愛会では、むし歯、歯肉炎、歯周病その他の専門医が対応させていただきますので、ご安心下さい。 |
Q4 | 矯正治療をしたいと思っているのですが、近い将来に転勤する可能性があります。 どうしたらよいでしょうか? |
A | 矯正治療は、2年や3年などと治療期間がかかる場合が多いので、転勤などにより、通院が困難となる場合もあります。 その際に、当院では転勤先になるべくお近くの矯正専門医(治療システムが同じ東京医科歯科大学OBの先生)をご紹介いたしますので、安心していただけることが多いようです。 |
Q5 | 矯正してもまた歯並びが悪くなる事ってあるんですか? |
A | 歯を動かしたあとに、歯の保定がうまくいかないと後戻りにより再び歯並びが悪くなったり、 目立った原因が無くても年齢による筋肉の変化や生活習慣によっても歯並びが悪くなる事があります。 当院では矯正治療終了後も定期検診をさせていただくことにより、生涯良い咬み合わせを維持できるようにご協力させていただきます。 |
Q6 | いろいろな先生の話を聞いたのですが、結局のところどの先生を選んでいいのか分かりません。ドクター選びのポイントは何ですか? |
A | これは矯正を始める上で一番重要な問題です。 なぜなら矯正治療の場合、治療システムや料金上の問題から、 実際に治療が始まってしまうと先生を簡単に代えるわけにはいかないからです。 選択の一つの指標としては、日本矯正歯科学会の認定医であることです。 この資格を得るには歯科医師免許取得後、指定教育機関(大学病院など)で 最低5年以上の矯正治療経験が必要になりますので、矯正医のキャリアが分かります。 ただし、治療技術に関しては残念ながらそれだけでは分かりません。 認定医の資格を持っていて十分すぎるキャリアのある先生でも、イコール名医か? と聞かれると必ずしもそうでない場合があります。 技術面では、その先生が実際に治療した症例を見せてもらうと参考になると思います。 ご自分の目から見て、綺麗に並んでいる、しっかり咬んでいる、 口許が改善されていると思われれば、技術的に信頼ができるのではないでしょうか。 そして、何より重要なことは、実際に話を聞いてみて、時間をかけて親身に、 分かりやすく説明をしてくれる、本当に信頼できる先生かどうかです。 最近、広告に力をいれている無料紹介機関もありますが、それはあくまでも営利団体であり、 そこの紹介だからといって名医であるとは限りません。 また、「歯を抜かない矯正」をうたい文句にしている歯科医院もありますが、 患者さんを診る前に治療方針を決定してしまう医者を果たして信用してよいでしょうか。 矯正治療は一生に一回の大事な選択ですので、 後悔しないよう十分時間をかけて決められた方が良いのではないかと思います。 |