歯肉縁上の歯石除去(歯冠部)
「歯肉縁上」とは、歯が歯肉(歯ぐき)と接している部分より上を指します。
歯肉より上の部分(歯冠部)にある歯石は、水をかけながら超音波スケーラーで除去(スケーリング)します。
歯肉縁上歯石は外から見える部分に付着していますので、歯肉縁下の歯石よりも簡単に取り除くことが出来ます。歯肉縁上の歯石を除去した後数週間おいて再度検査を行い、歯肉炎などが改善されているかどうかをチェックします。
軽度の歯周病の場合は、歯肉縁上の歯石除去と毎日のプラークコントロールだけで、症状を改善できることがほとんどです。
歯肉縁上の歯石除去後の再検査で歯肉縁下(歯根部)の歯石が認められた場合は、歯根部の歯石除去(ルートプレーニング)を行います。
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保険による制限
保険で歯冠部の歯石除去を行う場合は、むし歯検査と歯周病検査を受けて頂く必要があります。そのため、保険3割負担で約3,500円(保険費用やレントゲン費用を含んだ場合)の費用がかかります。また1回で治療を終えられないことがあります。詳しくは歯石除去の費用と期間をご覧ください。