日本の保険治療
日本の保険治療について
日本の根管治療の治療費は欧米諸国はもちろん近隣のアジア諸国と比べても、圧倒的に安いために理想的な器具の使用や、時間をかけた治療が不可能と言われています。保険治療での根管治療は1回の治療費に換算すると、¥500~600くらいです。時間をかけてしっかり治療しようとすればするほど赤字に陥ってしまう。とても矛盾したシステムになっています。仁愛会ではこうした背景の中でも、保険診療をきちんとやり抜くという精神を全てのドクターが持ち合わせることで、全力で治療にあたっております。
低評価の保険治療費
多くの労力と時間を費やすにも関わらず、根管治療の保険診療費は非常に低く設定されており、先進国でも類を見ない治療費の低評価と言えます。
ここで奥歯の根の治療の費用を比べてみると・・
日本の保険診療報酬 | アメリカの一般歯科医 | アメリカの歯内療法専門医 |
---|---|---|
4000円~9000円 | 800~1500ドル | 1200~2500ドル |
マクドナルドを基準にした物価との比較で見てみると、こんなデータもあります。
国名 | 根管治療費 | マクドナルド |
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日本 | 9,000円 | 490円 |
フィリピン | 72,000円 | 100円 |
マレーシア | 60,000円 | 120円 |
シンガポール | 72,000円 | 150円 |
アメリカ | 180,000円(専門医) | 300円 |
日本の歯科治療費が世界的にみていかに安いかが、分かるかと思います。世界では日本とは比にならないくらい歯への関心が高いのです。特に予防の重要性を知っています。(治療費がとても高額なためむし歯にならないようにするのです)日本では痛くなったら歯医者に行くという考えの方がまだ多くいるのが現実です。『きちんと検診に行く事は、治療費を最低限に抑える』この考え方が世界的の常識といって良いでしょう。